犬は昔から「人間の最高の友」と言われ、「家族の一員」として大切にされています。
犬のホームドクターQ&Aは、犬の色々な病気の原因、症状、診断、予防などについて分かりやすく説明されています。
あなたの犬に起こっている異常や症状を確かめることによって、どんな病気が考えられるかを明確にしてくれます。
- Q1.目の異常
- 目や目の周りの異常(白目、黒目、ひとみ、涙、目やに、まぶた、片目、両目)などに気づいたら?
- A1.目の異常に気づいた時の初期対応
- よく観察してください。異常が続いているか、時間がたつにつれて症状が強くなってくる場合は、できるだけ早く動物病院の検査を受けてください。
黒目、ひとみ、両目とも同じようにおかしい場合は、緊急事態の可能性があります。動物病院へ連れて行ってください。
- Q1.鼻の症状
- くしゃみ、鼻汁、鼻血、いびき、鼻を鳴らすなどの症状に気づいたら?
- A1.鼻の症状に気づいた時の初期対応
- 元気や動きがいつもと変わらないかどうか確認してください。
その後24時間、異常な変化もなく、いつもの通り食事も喜んで食べ、元気であれば心配はありません。
- Q1.口の異常
- 口の異常(唇、歯肉、歯、舌、口蓋)/よだれが多いなどの症状に気づいたら?
- A1.口の異常に気づいた時の初期対応
- 元気、食欲、便や尿がいつもと変わりがない場合は、ただちに命にかかわる状態ではありません。しかし中には命にかかわる病気もありますから、できるだけ早く動物病院の検査を受けてください。
- Q1.せきの症状
- せき、たんを切るようなせき、のどの鳴るようなせきに気づいたら?
- A1.せきの症状に気づいた時の初期対応
- 元気や動きがいつもと変わらないかどうか確認してください。
その後24時間、異常な変化もなく、いつもの通り食事も喜んで食べ、元気であれば心配はありません。
- Q1.呼吸の異常
- 息切れ、苦しそうな呼吸、疲れやすいなどの症状に気づいたら?
- A1.呼吸の異常に気づいた時の初期対応
- 命に関わる病気が含まれています。ただちに検査と治療を受けてください。
- Q1.吐く、もどす
- 吐く、もどすなどの症状に気づいたら?
- A1.吐く、もどすなどの症状に気づいた時の初期対応
- 元気や動きがいつもと変わらないかどうか確認してください。
変わらなければ、子犬でも成犬でも1回分だけ完全に絶食して、水はいつでも飲めるようにしておいてください。
その後何事もなければ、次の食事時間にいつもの量を与えてみてください。犬が喜んで食べ、便が正常に戻れば心配はありません。
- Q1.毛や皮膚の異常
- 毛や皮膚の異常(かゆみ、炎症、ハゲ、抜毛、悪臭、ふけ)などに気づいたら?
- A1.毛や皮膚の異常に気づいた時の初期対応
- 普通、命には心配がありません。しかし、シャンプーや家庭用の外用薬の使用は正確な診断のさまたげになることが多いので、できるだけそのままの状態で動物病院の検査を受けてください。
- Q1.はれもの、むくみ
- はれもの、むくみ、ぐりぐりの症状(あごの下、首の付け根、ひざの後ろにあるリンパ節、乳腺や体の表面のできものやはれもの)などに気づいたら?
- A1.はれもの、むくみに気づいた時の初期対応
- 元気、食欲、便や尿がいつもと変わりがない場合は、今すぐに命にかかわる状態ではありません。しかし、命にかかわる病気もありますから、できるだけ早く動物病院の検査を受けてください。
- Q1.便の異常
- 便の異常に気づいたら?
- A1.便の異常に気づいた時の初期対応
- 元気や動きがいつもと変わらないかどうか確認してください。
変わらなければ、子犬でも成犬でも1回分だけ完全に絶食して、水はいつでも飲めるようにしておいてください。
その後何事もなければ、次の食事時間にいつもの量を与えてみてください。犬が喜んで食べ、便が正常に戻れば心配はありません。
- Q1.姿勢や歩き方の異常
- 姿勢や歩き方の異常(前肢や後肢がふらつく、腰が抜けて歩けない、立てない、一方へ倒れる、動けない)に気づいたら?
- A1.姿勢や歩き方の異常に気づいた時の初期対応
- ただ歩き方がおかしいという場合は、普通あわてることはありません。どの肢がおかしいのかをよく観察してください。その上で動物病院へ連れて行ってください。
他の症状があったり腰が抜けてうまく歩けない、立てないという場合は、ただちに手術が必要になることもある緊急事態です。神経、内臓外科のできる動物病院へ連れて行ってください。